うつろ舟について知ったのはいつごろだろうか？
小学生か、中学生の時には知っていたはずなので、もうずいぶん昔のことになる。
さて、本書はそのうつろ舟が本当にUFOと関係にある事実なのか、また創作なのか、そのあたりから探っていく謎解きのドキュメントである。
数種類の異本をもとに蛮女が出現した土地を探し出し、滝沢馬琴の創作ではないか、という疑問や近年目撃された謎の円盤との類似など、その周辺から探っていくもので、まことに面白く一気に読めた作品。
UFOに関心がある方も、また歴史ミステリーに興味がある方にも楽しめるものになっている本でありました。

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